週末に山頂祭に供奉した八海山 吾妻山の麓に転居して40日。環境は抜群でしたが、Wi-Fi接続に一ヶ月以上かかりました。これから、再び精力的にブログアップに努めます! ホツマの神々が伝える縄文の教え88 〜日本の心を取り戻す悠久の縄文スピリッツ〜 作者:…
縄文の教え88 イラストブック 「縄文の教え88」5/14予約販売!サイン会&トークイベント全国6ヶ所 | KINKO webマーケティングAmazon古代日本史ランキング1位獲得の「はじめてのホツマツタヱ」のプロデューサーである原田峰虎氏が、待望の第二弾としてkiiten…
前回の「あま」と「あめ」を考察しましたが、それに関連する重要語句として、「かも」そして「あも」の用例を考えます。 「かも」は、鳥の「鴨」や(鴨の泳ぎから発案された)「鴨船」を意味する用例の他に、「天地/天下/上下:陰陽/夫婦」を意味する使い…
「あま」と「あめ」は、共に、「天」「天界」「天運」「和上」「中心」を意味する言葉で、ヲシテ文献にはよく使われます。「あま」は「あまつ(天津)」や「天照らす」云々と掛かる言葉として、「あめ」は「あめつち(天地)」や「天が下」云々などと続く言…
神々に捧げる神饌のことをホツマでは「みけ」(御食/御供)と呼称します。 『イトウヤスカタ 神のみけ はむウトウあり』ホ28 その昔、天に捧げるみけは、木の実でした。『クニトコタチの あめ祭る みけは木の実か』ホ15 みけを捧げる役割は重職で、「ミケヌ…
「たから(宝)」とは、「田(たんぼ)」の恵み、即ち米のことであり、古来、日本では米を宝とありがたみ、田を耕す民を大君は尊重して「おほみたから(大御宝)」を称して慈しみ下さった、とご皇室を敬慕いたします。 『ををんたからの 居も安く 靖国宮と …
元旦に初日の出を拝むことが出来るとその一年が佳き年になる。信じて多くの日本人は手を合わせます。 『天の初日の 御影さす 両神思い 計らずも 光を抱く 心地して みたけ潤い 孕みます』ミ逸文 日嗣御子の誕生を祈願していたナギナミ両神が、初日の出に感じ…
神社神道で尊貴な神呪として奏上される『大祓詞(おおはらへことば)』には、「ヤスクニと定め奉りて(略)みやはしら(宮柱)太しく建て」というくだりがあります。天降った天孫が、地上に拠点としての都を拓き、「宮」を建造する=統治を開始する宣言をな…
ホツマ世界観にとって大切な存在である「はしら」。次に「なかはしら(中柱)」について考察します。 「中柱」は、「天(あ)」と「地(わ)」を結ぶ、聖なる絆となるものです。「あま恵み届く御柱」或いは「あめつち繋ぐ中串(なかくし)」とも表記され、単…
「はしら」は、ホツマ世界観にとって大切な存在ですが、「みたけはしら(身丈柱・御丈柱)」と「なかはしら(中柱)」について考察します。 身丈柱は、人が亡くなった時に、その骸(おもむろ)を囲んで殯(もがり)の儀式を執り行い、埋葬した後に、故人の(…
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 前々号で「くに(州)」「あがた(県)」「あれ(郷)」について、前号では「あがたぬし(県主)」「くにつこ(国造)」「つうじ」「よこべ」「めつけ(目付)」などを解説し、ホツマにおける行政区…
前号の当欄で「くに(州)」「あがた(県)」「あれ(村)」について解説しました。ホツマ伝承では、行政区画の階層は、定量的に組織化されていたように記述されています。 まず、五世帯からなる組を、ヲサである「てべ/てゆび」が取りまとめます。その「て…
二月十一日は建国記念の日。明治維新後に定められた「紀元節」です。この日を「紀元」と看做すのはホツマ的には諸々異説も生じるところですが、今回は、暦ではなく「国・県・村」のお話しです。 「くに」は何処からの視点で見るかによって意味が変わります。…
フトマニ歌占い~アマテラスがまとめた日本最古の占術~ 作者:原田峰虎 かざひの文庫 Amazon 「ふとまに」の辞解は難解で、解釈も諸説有ります。その解明の前に「うらない」と「まじない」をホツマで考えてみましょう。 名詞の「占い」は原典に記述が残りま…
天照大神をはじめ「キミ(君)」として我が国を治める神々がいらっしゃるところ、その計りごとをなされる議場を「たかま(高天)」と尊称し、その土地を「みやこ(都)」と敬称します。 現代語では「タカマガハラ(高天ヶ原)」と通読されることもありますが…
「やまと」とイサナギとの考察です。 ホツマツタヱにおける「やまと」(という語句)の初出は、2アヤです。オモタル・カシコネの御代について、 【 オモタルの神 カシコネと 八方を巡りて 民を治す ヲウミ安曇の 中柱 東はヤマト 日高見も 西は月隅 葦原も …
ヲシテ文献で使用される大和言葉を取り上げ、今に伝わる言葉との差異や、その言葉が生まれる成り立ち、深い意味、関連する言葉との比較などを探ります。 *************** 地名としての「ほつま」は、元々は東国(琵琶湖以東)全体を指してい…
「ほつま」は、叙事詩の本名。「やまと」は我が国の国号に所縁ある重要語句で、ともに深い意味をもちます。 どちらも、もともとは「徳治」を美称する同義語であり、「優れて調い、秀でた円満(なる治政)」を意味し、「和を以て貴しとす」の「和」を表す言葉…
ヲシテ文献で使用される大和言葉を取り上げ、今に伝わる言葉との差異や、その言葉が生まれる成り立ち、深い意味、関連する言葉との比較などを探ります。 *************** 三月三日のひな祭りが、ホツマの縄文時代にすでに年中行事(なめこと…
ヲシテ文献には、「ことは」と「ことのは」の表現がありますが、 「ことのはなくて」ホツマ1綾「ほとのことのは」フトマニをやま「ことのはお」ミカサ として使われる「ことのは」は、文字数を(五七に)調整するために「の」が加えられたもので、原型は「…
世界中に継母が夫の連れ子を陰湿にいじめ、自分の子を溺愛するという物語りがあります。 その中で最も有名なものに、ドイツのグリム童話『灰かぶり(フランス語でシンデレラ)』があります。 グリム兄弟は童話集を出すに当たって、16世紀のイタリア人作家、…
号泣会見で世界的に(?)有名になった、兵庫県議会議員の野々村某氏は朝鮮系人ではないか、という噂が巷で飛び交っています。 原因は、会見の途中で飲んだコップの水の飲み方が、いわゆる朝鮮飲みだったということのようです。 確かに、そう言われれば会見…
一般的には【「古代の占いの一種。鹿の肩甲骨を焼き,骨のひび割れの形によって吉凶を判断する。「天つ神の命(みこと)以ちて,━に卜相(うらな)ひて/古事記上」】(大辞林 第三版)という理解の範疇にある「ふとまに」なる難語が、ヲシテ文献のひとつで…
平安前期の九〇五年に奏上された古今和歌集。その仮名序で紀貫之は「やまとうた」について次のように書いています。『このうた、あめつちのひらけはじまりける時より、いできにけり。しかあれども、世につたはることは、ひさかたのあめにしては、したてるひ…
今年は松本善之助先生の十三回忌に当たります。 赤坂例会では先生の遺徳を慕う六人が、御命日の四月七日に四谷三丁目駅に集合、松本家の菩提寺・四谷本性寺へ向かいました。 前日の暖かさとは打って変わり、小雨まじりの寒い日でした。 お寺に着いて墓参前の…
ヲシテ三書を発見し研究の道を拓いた松本先生は、晩年に各地の講座を閉じて赤坂例会一本に絞られました。先生が平成6年に引退された後も、会場を提供されていた宮永さんのご厚意で会は存続しました。 そのホツマ赤坂研究会で、私のホツマ研究に鞭が入れられ…
本誌創刊から45号まで連載された「ホツマツタヱ」現代訳を、読み易く物語風に仕立て直した三分冊の第一冊目が、かざひの文庫という新進気鋭の出版社から刊行されました。「八十続五十橿八桑枝の如く」と祝詞でも永続の聖数とされる80号を刊行した本誌。その…
奥駿河湾の三津浜に淡島という神南備型の秀麗な小島があります。淡島(あわしま)。古くから漁師や廻船業者に崇敬されていた淡島神社が山頂に鎮座しています。ご祭神は弁財天さま。 霊峰富士を仰ぎみる絶景の地にあり、アマテル大御神にそっと眼差しを向ける…
古神道の研究者でアワ歌普及にご活躍の宮崎貞行さんは、平成二十四年十一月二十六日に、山梨県河口湖町の由緒ある富士講御師の家、梅谷本庄家を訪ね、その屋根裏部屋に秘蔵されていた多数の古文書を実見しました。その中のひとつが『秘書 神代和字 全』と題…
本年は、ホツマツタヱの写本が再発見されて半世紀の節目の年である。当時、『現代用語の基礎知識』の初代編集長であった松本善之助翁が、趣味の古書探索で神田古本屋街に渉猟していたときに、その奇跡的な出会いがあったときく。 以来、「ザルで水を汲む」如…