縄文叙事詩ホツマツタヱ

検証ほつまつたゑの編集長とらさんがリリース

【ホツマの論点】 ホツマツタヱ写本再発見50周年 <84号 平成28年4月>

 本年は、ホツマツタヱの写本が再発見されて半世紀の節目の年である。当時、『現代用語の基礎知識』の初代編集長であった松本善之助翁が、趣味の古書探索で神田古本屋街に渉猟していたときに、その奇跡的な出会いがあったときく。

 以来、「ザルで水を汲む」如しと翁が振り返る苦節の日々を経て、残簡の発掘、手探りの解釈作業、全国に仲間を広げる研究会活動が進展し、『ホツマツタヱ』『ミカサフミ』『フトマニ』という縄文の至宝文献が、徐々に解明され、今日、私たちの前にその姿を甦らせつつあるのである。

 西方からの伝来がなければ「文字すらなかった」原始的狩猟生活のままでいた太古の倭国という「意図的に貶められた」古代概念、塗り固められた嘘が、ここに来て音を立てて崩れはじめ、その彼方に光輝ある「建国の物語」と「連綿たる日本の心」の真実が、混迷世界に希望の柱として聳え立っている。嵐の後に晴天の富士山を仰ぎ見るが如き感動の渦は、急速に広がるばかりだ。

 ホツマの世界に語られる恵民立国、女男尊重、文武両道、食瀁自浄などの思想哲学は、現代社会の陥穽に対して「立て直しの」処方箋を与えてくれるかのようだ。しかも、開拓栽培、治水灌漑、操船乗馬、薬草検診、発酵醸造、天体観測、紡績機織、計測設計、製錬精錬といった具体的な技術の裏打ちをもって建設される社会像が、「縄文の素顔」であったことに驚愕せずにはいれない。

 だが、読み解きは未だ、その途上にあり、「みちのく(道の奥)」は、はるか雲上の果て、その頂を拝んだ者さえまだ居ない。けれども、裾野の広がりは思うに松本翁の想像を超えているだろう。あるいはウタに、あるいは書画に、ホツマツタヱを愛する歓びの波は、確実に広がり、老若男女に伝播している。

 さあ、わたしたちも意を新たにして、次なる階梯に歩を進めよう。そして信じて努力を重ねよう。まだまだ、未発見のヲシテ文献は、さらに再発見されるに違いないであろう。まだまだ、より深い理解とより深い感動がわたしたちを待っているに違いないであろう。

 再発見は、これからだ。

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>その彼方に光輝ある「建国の物語」と「連綿たる日本の心」の真実< が、いよいよ明らかになりつつあります。

この号では、ほつまつたゑ再発見50年にちなむ東京での記念記者会見と、聖地高島での記念フォーラムの開催計画を高らかに告知し、ホツマ愛読者の結集を呼びかけました。

わたしたち日本人は、わたしたちの国の成り立ちも、その国号の意味さえ、深く考えることもなく生きてきました。ご皇室に尊敬の念を誰もがいだいていますが、何故その気持ちが湧き起こるのか、考えたこともありませんでした。けれども、ほつまつたゑを知ると、目から鱗が落ちるかの如く、すべてのモヤモヤが晴れるのです。ひのもとやまとを甦らせましょう。

*表紙画像は、聖地高島のをして文字で刻まれた市民会館の名号

とらさんが、イチオシする「上医」よしりん吉野敏明さん。↑ 国号を語ります。是非ご覧下さい。(ただし、「ひのもと」も縄文時代からの正統なる国号であることは、明確にほつまつたゑに記述されています。「にほん」でも「にっぽん」でもなく「ひのもと」です。誤解無きよう♡)

 

(とらさんは、no+e ブログでも投稿しています)

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